Ⅳ.脳の病気-メカニズムと治療法 脳の検査 脳の病気がわかるおもな検査

さて、新しいセッションです。

 

 

脳の病気のそれぞれの症状、治療法などを知る前にどのような検査で脳の機能や器質的変化を調べるのか、おもな検査を理解していきましょう。

 

脳の検査でとくに重要なのが、構造、器質的変化がわかる画像検査です。CT(コンピュータ断層撮影)は人体にX線を当て、その透過量を数値化して画像を得る方法で、さまざまな神経症状の原因を知る手がかりとなります。

 

MRI(核磁気共鳴画像法)は強い磁場のなかで電波を与え、生体内の水素原子から出る微弱な電波を画像化する方法です。撮影条件として、繰り返し時間(TR)とエコー時間(TE)を短く設定するとT1(縦緩和時間)強調像が、長く設定すると

T2(横緩和時間)強調像が得られます。T1強調では全体の構造がよく見える一方、T2強調ではコントラストがはっきりつき、病変を検知しやすいのです。

 

 

MRIの応用版として、MRA(磁気共鳴血管造影法)もあります。血管内の血流を捕えることで、血管を画像化する方法です。fMRI(機能的MRI)もMRIの応用版で脳局所の賦活が画像としてとらえられます。

 

放射性同位元素を含む医薬品を静注し、放射線を検出して画像を得るPET(陽電子放射断層撮影)とSPECT(単一光子放射断層撮影)では、脳血流量の変化や腫瘍の状態などがわかります。

 

SPECTはPETに比べると感度が劣るものの、簡便なことから普及度合いは高い。

 

NIRS(近赤外線スペクトロスコピー)は、課題中にどの領域が活性化しているのかを調べる方法です。

 

自分はNIRS以外の検査は全部受けた経験があります。