セラミドの認知機能低下抑制、ヒト経口で有意結果

 ダイセルは、こんにゃく由来グルコシルセラミドが持つ認知機能低下の抑制効果につき、今月初旬に開催された「第75回日本栄養・食糧学会大会」で研究発表を行いました。アルツハイマー病などの進行性疾患の原因となるたんぱく質が脳細胞外に蓄積されることを予防することが分かっていましたが、このほど新たにヒトが経口摂取した場合の効果検証を実施。抑制効果に関して有意な測定結果を得ました。

 研究成果は北海道大学北海道情報大学との共同研究によるものです。認知機能の低下はアミロイドβと呼ばれるタンパク質の蓄積によるもので、これまでも北大との研究成果として老齢マウスへの経口投与でクリアランス効果を確認していました。

 今回は両大学と共同で、60歳以上80歳未満の被験者20人を対象とする検証を実施。プラセボ食品群と被験食品群の2群を比較し、摂取後0週・12週・24週のそれぞれで血中のアミロイドβバイオマーカー値を測定しました。

 被験食品群においては、0週目との比較で12週目に有意な低値を確認。さらに同値が相対的に低い集団では、12週・24週後において被験食品群の変化量が有意に低いものでした。今後はさらにヒト介入試験を進め、認知機能分野での機能性素材の開発を加速していくそうです。