健康

日中の動きの変化がアルツハイマー病を示す

女性ではアルツハイマー病による認知症状が出る前に、日中の動きに変化が生じる可能性があることが、「Alzheimer's & Dementia: Diagnosis, Assessment & Disease Monitoring」に6月23日報告されました。 米マサチューセッツ総合病院のLei Gao氏らは、認知機…

ワクチン反対派女性がコロナ死、遺言は「子どもに必ず接種受けさせて」 米

【AFP=時事】米テキサス州で、新型コロナウイルスワクチン接種を拒否していた4人の子を持つ女性が、同ウイルスに感染して死亡した。夫も新型ウイルスで亡くした女性の遺言は「子どもたちに必ずワクチン接種を受けさせて」だった。 ラマルク(La Marque)と…

乳幼児の難治てんかん、早期外科手術での発作コントロールが発達改善の可能性

国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は8月13日、3歳未満で外科治療を受けたてんかん患者のてんかん発作と発達の転帰を解析し、外科治療による発作のコントロールが患児の良好な発達に寄与することを明らかにしたと発表しました。この研究は、NCNP病院脳…

コロナ患者の4人に1人は半年以上経っても完全回復に至らず

2020年に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患した成人の4人に1人以上が、罹患後6~8カ月経っても完全には回復していないことが、新たな研究で明らかにされました。チューリッヒ大学(スイス)のMilo Puhan氏らによるこの研究結果は、「PLOS ONE」に7…

新型コロナ国産ワクチン、年内正念場

◇評価法変え治験道筋 新型コロナウイルスの国産ワクチン開発がこれから正念場を迎えます。実用化する際に求められる最終段階の臨床試験(治験)の実施方法が焦点となっていましたが、国際的な薬事規制当局が6月下旬に新たな方針を発表しました。これを受け…

AD薬「アデュカヌマブ」、Aβ減少と治療効果を検証

米バイオジェンとエーザイは、開催中のアルツハイマー病協会国際会議(AAIC)で、アルツハイマー病(AD)治療薬「アドヘルム」(一般名・アデュカヌマブ)の臨床試験の新たな解析結果を発表しました。米国承認の根拠となったバイオマーカーと臨床的有…

今世紀中に長寿記録は130歳に達するとの予測

人間は何歳まで生きられるのでしょうか。米ワシントン大学のMichael Pearce氏とAdrian Raftery氏による新たな研究で、今世紀中に130歳の誕生日を迎える人が現れる可能性があるとの予測結果が示されました。研究の詳細は、「Demographic Research」6月30日号…

J&J製コロナワクチンでギラン・バレー症候群リスク上昇

米国食品医薬品局(FDA)は、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)グループが開発した新型コロナウイルスワクチンの製品情報を更新し、接種後にギラン・バレー症候群の発症リスクがあることを警告しました。ただ、頻度は低く、ワクチン接種を推奨…

ファイザー製ワクチン、デルタ株の予防効果低下、イスラエルで64%

イスラエル保健省は、米ファイザー/独ビオンテックの新型コロナウイルスワクチンについて、インドで最初に発見された変異株「デルタ株」への感染予防効果が64%に低下したと発表しました。従来株では90%以上の効果が報告されてきましたが、感染力がと…

脱マスクのイスラエル、変異株が猛威 「屋内着用」検討

世界一のペースで新型コロナウイルスのワクチン接種が進み感染者数が減少していたイスラエルで、新規感染者数が再び増え始めました。同国は今月、屋内でのマスク着用の義務をなくしていたが、再び着用を勧める事態になっています。 ベネット首相は23日、感染…

人生の目的と健康的生活習慣に有意な関連――健康管理士対象の調査

人生の目的がしっかりしている人ほど、日々の生活を健康的に過ごしていることが明らかになりました。埼玉医科大学総合診療内科の廣岡伸隆氏らの研究によるもので、詳細は「BMC Public Health」に4月29日掲載されました。著者らはこの結果から、「生活習慣が…

ダウン症候群、知的障害発症関連のアストロサイト異常増殖機構を解明

原因遺伝子としてDYRK1AとPIGPを同定 大阪大学は6月14日、ヒトiPS細胞にゲノム編集技術および染色体工学を組み合わせることで、1人のダウン症候群患者から多様で詳細な疾患モデルiPS細胞を樹立し、同症の知的障害の発症に大きな役割を果たすアストロサイトが…

心房細動診断後の禁酒で虚血性脳卒中リスク低下

韓国の全国民を対象としたコホート研究で、心房細動(AF)新規診断後のアルコール摂取状況と虚血性脳卒中リスクとの関連性を検討。全国民診療報酬請求および健康診断データベースから、2010-16年に新たにAFの診断を受けた患者を組み入れ、非飲酒者、AF診断後…

コロナ予防接種でアセトアミノフェン、「処方すべき」が約半数

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種後には、発熱や関節痛、接種部位の痛みなどの副反応が出やすいとされています。m3.com(医療機関向け情報サイトの名前です)意識調査で、COVID-19ワクチン接種時に、必要に応じてアセトアミノフェンも処…

Ⅱ.神経系の構造と機能 特殊感覚を伝える神経の構造 味覚・嗅覚伝導路のしくみ

味細胞で感じる味覚、嗅細胞で感じる嗅覚は視覚や聴覚に比べると、処理が比較的単純です。いずれも脳幹経由で、大脳皮質の各領域に情報が届きます。今日はこの辺を勉強しましょう。 舌表面のざらざらして感覚は、乳頭と呼ばれる小さなつぶでその形状から茸状…

自分は若いと感じると若くなれる?

自分は実年齢よりも若いと感じることが、長生きの秘訣かもしれません。そんな期待を抱かせる研究結果が、「Psychology and Aging」5月号に掲載されました。論文の筆頭著者であるドイツ老年医学センターのMarkus Wettstein氏は、「実年齢よりも若いと感じてい…

Ⅱ.神経系の構造と機能 特殊感覚を伝える神経の構造 光や色の感知、ピント調整のしくみ

形や色、遠近感など、視覚情報の内容は多岐にわたり目の各器官がそれぞれに情報を処理しています。特に網膜の役割は大きく、その分構造も複雑です。今日はこの辺を勉強しましょう。 厚さ約0.2mmの網膜は、神経層と色素上皮で構成されます。 神経層の奥には、…

パーキンソン病の神経変性に、細胞質漏出ミトコンドリアDNAが関与の可能性

パーキンソン病にミトコンドリアの機能障害はどのように関与? 新潟大学脳研究所は5月26日、ミトコンドリアDNAが細胞質に漏出することで炎症反応や細胞死、神経変性が惹起されていることを培養細胞や小型魚類などのさまざまなパーキンソン病モデルで明らかに…

心臓の健康に必要な睡眠時間は?

睡眠時間には、心筋梗塞や脳卒中の発症リスクの低下と関連する「スイートスポット」があるとする研究結果が報告されました。心筋梗塞や脳卒中で死亡する可能性が最も低いのは、一晩の平均睡眠時間(以下、睡眠時間)が6~7時間の人であることが明らかになっ…

認知症の人のワクチン接種の意思決定支援の課題と実践・後編

今回、私が購読しています医療関係者向けサイトM3に国立がん研究センター東病院・小川朝生先生が投稿された記事の続編を記載させていただきます。 同意の取得、意思決定能力の評価はどのようにするのか ―意思決定能力の評価に必要な4項目 今回のCOVID-19ワク…

学歴の高さは脳の加齢変化に影響せず

大卒の学歴はさまざまな場面で有利に働くかもしれませんが、加齢に伴う脳の萎縮の予防には役立たない可能性があることを、オスロ大学(ノルウェー)のAnders Fjell氏らが報告しました。これまで、教育が加齢に伴う記憶力や思考力の低下に対して保護的に働く…

認知症の人のワクチン接種の意思決定支援の課題と実践・前編

今回、私が購読しています医療関係者向けサイトM3に国立がん研究センター東病院・小川朝生先生が投稿された記事を記載させていただきます。 認知症のみならず高齢者へのワクチン接種の際の意思決定支援に関する記事でとても興味ある内容でした。今回は前編と…

就学前小児のADHD、薬剤療法で症状改善

米国で、就学前年齢児の注意欠如・多動症(ADHD)に用いるα2アドレナリン作動薬と中枢刺激薬の有効性と有害事象を後ろ向き電子診療録調査で比較されました。発達・行動小児科施設7カ所で外来診療を受けたADHD児497例(薬物療法開始時の年齢中央値62カ月齢、…

難治性糖尿病神経障害の疼痛、高周波脊髄刺激で大幅緩和

難治性の有痛性糖尿病性神経障害(PDN)患者216例(男性63.0%、平均年齢60.8歳、有病期間中央値:糖尿病10.9年、末梢神経障害5.6年)を対象に、高周波(10kHz)脊髄刺激療法(SCS)+従来の内科治療(CMM)併用の転帰改善効果を前向き無作為化臨床試験で検…

「Zoom疲れ」しないために大切なものとは?

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック中にZoomなどを使ったWeb会議が急増し、多くの人に「Zoom疲れ」と呼ばれる症状が生じています。そんな中、Web会議への参加者がチームへの帰属感を感じることにより、そのような疲労感を軽減できる可能性…

COVID-19患者は脳波異常率が高い

医療機関9施設で連続的脳波測定(cEEG)監視中の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者197例を対象に、脳波上の発作やその他のてんかん様脳波パターンの発生率および危険因子を後ろ向きコホート研究で検討しました。 その結果、19例(9.6%)に脳波上の…

女性看護師の自殺リスクは一般女性の2倍

女性看護師は一般女性と比べて自殺による死亡リスクが約2倍高いことが明らかになりました。また、女性医師と比べた場合も、女性看護師の自殺による死亡リスクは約70%高いことも分かりました。米ミシガン大学のMatthew Davis氏らが、新型コロナウイルス感染…

COVID-19ワクチン、初回接種後に高齢者の入院が大幅に減少

英スコットランドで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチンBNT162b2 mRNA(ファイザー/ビオンテック社)とChAdOx1 nCoV-19(アストラゼネカ社)の大規模初回接種とCOVID-19による入院の関連性を全国前向きコホート研究で評価。940診療所の…

職業上の身体活動は余暇時間の運動のように健康的ではない

仕事中の身体活動量が多い人も、健康のために行う運動は、仕事とは別に行った方が良いかもしれません。身体活動に関する現行のガイドラインは、余暇時間の運動と仕事上の身体活動を区別していませんが、新たに発表された研究によると、健康への影響は両者等…

脳についての勉強会! Ⅰ.間脳のしくみと働き  間脳の中心・視床のしくみと働き

直接、認知機能とは関係ないのですが、脳の各部についても勉強していきましょう。 間脳は、視床上部、視床、視床下部で構成されており、その5分の4を占めるのが、視床です。視床は、狭義には背側視床と呼ばれる灰白質で、中枢神経系で最大の神経叢のかたまり…